さぁ、ミッションスタートです。
因幡では最初の難関でもある「防火用水の設置ミッション」
何時しか「水汲み」と略される程、これまでも名場面が繰り広げられた局地戦が始まろうとしています。
水汲みの妨害で記憶に残るのは2019年のレッドチームに所属していた「書記長」による一件で、彼はたった一人で敵チーム、ブルーチームの強攻らを跳ね返し、約40分間 居座り続けた記録があります。
それとまだ記憶に新しい2023年のイエローチームに所属した「ベトナム三兄弟」の妨害。
3人のルーティンで行う新戦法で、これまでの妨害記録が45分と塗り替え 敵チームを苦しめました。
そして今年も水汲み作戦は、両チーム事前に対策を練りに練って挑みます。
今回の水汲みではイエローチームが相当な戦力を妨害工作に持ち込み、なんと一時間以上もの間 敵に火器を使わせない状況を作ることに成功しました!
しかし…何かがおかしい💧
積極性に欠けるレッドチームの水汲みチームは、むしろ事前に一線を引いた形で「妨害させている」かのようです。
これは「策士」レッドチームの司令官「工場長」の手腕。
レッドチームは始めから地理的に不利と判断し、あえて水汲みの奪取を小規模に留め「取れたら取る」ぐらいで戦線を下げアンテナ奪取に戦力を配分し投入していました!
しかもイエローチームが容易に「水汲み」が確保出来れば勢い付く事も想定範囲、野戦病院を占拠しに来る事までを見越した上でカウンター狙いで備える水汲み部隊と、策に乗れば中央のアンテナ部隊を迎撃に川に向かわせる二段構えの戦法。
当然ながら妨害に成功しているイエローチームは勢いに乗って敵野戦病院の占拠に喰いつきます!
しかしながら誤算だったのは想定以上に「勢い」があり過ぎた事。
策には見事にハマっていたものの、アンテナ奪取に力を注いだレッドチームは力負けし、アンテナが破壊され口を塞がれてしまいます。
辛うじて野戦病院は死守するも、バトルマップの2/3以上がイエローチームに奪われ、レッドチームは防衛に尽力せざるを得なくなりました。
第三勢力に助けを呼ぶことが出来ない状況を見逃す手はありません。
イエローチームの司令官「わくさん」は執拗に火力をレッドチームの司令部正面にぶつけてきます。
一度目のバックアップ(攻撃)をH.7.8(トラック貨車付近)で火力を左に振り、自爆テロを発動した上で右手の土嚢ルートから侵攻し易いように仕向け、司令部の裏口にまで自爆者を差し向けます。
間髪入れず二度目もH.8にバックアップを重ね攻撃させて来るという多段左右攻撃💦(恐ろしい💧)
これにはレッドチームも司令部一丸となって反撃しなければ後がありません!
レッドチームは最早陥落直前。
フラックダウンか司令部が爆破されるまで残りわずかです。
(疑わず「ブロークン・アロー」が発動されるものと思っておりました💧)
しかし2度の第三勢力、イエロー攻撃隊の連携攻撃を耐え抜き、孤立無援の状況から何とかアンテナを立て直すことに成功します💦
HQとの連絡が回復するや否や、防衛に回った守備隊の消耗が激しかったことからレッドチームはメディカルチームを野戦病院に派遣し、入院患者を一気に復活させるチケットを切らざる得ませんでした。
苦し紛れに「単独潜入」が発動され、少ない力で最大限の成果を狙いますが失敗に終わります…💧
何とか反撃を試みる上での策なのか「G.17」敵のアンテナを狙える位置にバックアップを要請します。
しかしこれも集中的に阻止され、むしろ敵を中央に呼び寄せてしまいました。
そんな疲弊したレッドチームからようやく「水汲み完了…」との状況報告が入ります。(今まで掛かったのか…💧)
しかしこの報告の後、しばらくしてイエローチームから奇妙な依頼が入り始めます。
攻勢はどう見てもまだイエローチームにあるものの、切迫した声でP.O.28.29(イエローチームの野戦病院の奥地)にバックアップ攻撃を要望します。
(あれ?そんなとこまでレッドチーム侵攻してたかな?)
頼まれたからにはブルーチームは全力を尽くすまで。
しかしほんのわずかな間に陸戦隊ブルーチームは溶かされ全滅です。(え…?)
続けてレッドチームから「敵野戦病院の占拠」のミッション依頼が入ります…
ん?…さっきのレッドチームのG.17の攻撃はアンテナ奪取の布石じゃなかったのか?
偶然反撃の手がたまたま中央に集まっただけ?じゃなかった…
いや…G.17に陽動攻撃で敵を集中させれば、ベトナム戦線の川沿いがガラ空きになる事を見積もって、極秘裏に占領部隊を投入していたらこの依頼にも納得がいきます。
しかも流れるよう素早く占領が完了すると復活を阻止するべく占拠した病院を死守に掛かかるという手際の良さ。
そう、彼らです。
サジタスキー氏率いるレッドチームの隠密部隊です。
今回の因幡の為に招集された精鋭がいるとは「前編」で紹介しましたが、ゲームでお手並みを拝見するのは私も初めてです。
彼らは反撃の一手を虎視眈々と狙っており、あの雨の中 東部戦線の泥濘を匍匐で野戦病院の奥へ詰め寄り、下見していた通りのポジションから侵入します。
しかも、占拠した後はそれ以上攻めることはせず、ただただ川の土手に居座り続けます。(無駄弾を撃たせる為)
この老練の巧みな攻撃は流石と言わざる得えません。
ブルーチームも絶対有利位置から攻撃され、瞬時に排除されただけでなく防衛に当たるイエローチームからも野戦病院の奪還が出来ないことから「HIT判定の疑い」が出る程、延々と復活を阻止され続けます。
勿論、状況確認の為にHQからLE(法的執行部隊)が差し向けましたがクリアの判定。
フラックチェンジの際の疑惑はレッドチームの減点とさせて頂きましたが、このチームの働きがこれまでの戦局を大きく挽回する事になりました。
さぁ、反撃開始です。
時を同じくしてイエローチームは攻勢の手を緩めることなく「単独潜入」「敵アンテナの破壊」「奇襲攻撃」とチケットを3枚同時使用で勝負を賭けます。
しかし、最終防衛ラインに集結している守りの壁は厚く「単独潜入」はレッドチームのパトロールによる守備隊に阻まれ失敗…
ダメ押しのアンテナ破壊は成功し、レッドチームは再び沈黙の時間が到来です…💧
無線の封鎖により敵の戦意を挫きます。
ところが「奇襲攻撃」では、オーダーを受けたHQ(私の)ジャッジミスにより、この作戦の醍醐味である敵のマーカーを付けた上でデットマーカーを振りながら敵の懐に飛び込み、任意の場所からマーカーをチェンジし攻撃が出来るという作戦をふいにしてしまいました。(申し訳ない…)
その後、野戦病院から転進した隠密部隊は自陣のアンテナを修復し、今度は敵のアンテナの破壊に貢献します。
今度はイエローチームがHQとの連絡が途絶えた事で、更にジワジワとレッドチームの反攻を拡げます。
この無線封鎖のダメージは大きく、未だ野戦病院の奪還も行えない状況からHIT者のリスポーンが期待出来ません。
イエローチームにとって、この時が非常に苦しい時間だけが過ぎていく辛い空気が漂い続けました。
そんな時、ケーブルテレビおよび衛星放送向けニュースチャンネルHNN(Hukudaitouryounosabarunrun.News.Network)からイエローチームに紛争地域の取材の依頼が入ります。
戦場ジャーナリスト、カメラマンは大変です。
紛争地域のレポートは命がけ。(HQ連絡→HITしたら自分が行いたいシナリオは終了です。)
弾が飛び交う交戦区域で活動しようにも衛星アンテナが壊れてしまっては放映出来ません…💧
必死に全世界の視聴者の為に真実を伝える為、イエローチームのアンテナを修復させた迫真の行動は、まさに映画のワンシーンでしたね!(最後はギャー!とか言ってたけどw)
これでイエローチームはアンテナが復活して大ラッキーです!
「一般市民」のお願いを聞き入れ いやぁ~良かった!という、そこに生きる人間の本分が全うされた瞬間でした。
(その後はレッドチームから散々な仕打ちを受けたけどね♪w)
この背景には「一般市民」枠で参加しているプレーヤーさんが「役」に迷わないように、私から「因幡の一般人向けの遊び方」を手ほどきし、参加しているからには自分もゲームを楽しみ、BB弾を使わなくてもしっかりゲームに反映される因幡の世界観の一部を「一般市民」も担っている事を紹介し、自分のキャラを活かした遊び方イジリ方を楽しんでもらいました。(詳しくは副大統領のサバるんるんを見てね♪)
降ったり止んだりの雨は徐々に強まり、容赦なく体力 気力を奪っていきます。
お昼も過ぎた事もあって大きな動きが両チーム一端落ち着きました。
そんな状況下であっても各チームに粛々と国連査察団の調査が入ります。
何時になく「どちらのチームも疲れているようだ」と団長からのシリアスなコメント。
一部「歌」を披露した隊員もいたようで、意外に上手く謎のアタッシュケース(菓子折り)まで査察団に献上した事から高評価高得点が得られたものの「しつこい、くどい、無線が聞こえない」との苦情の申し立てもあったことから大幅に減点されてしまいました。(笑)
レッドチームの反撃は続きイエローチームを追い込むも、徐々に勢いに陰りが出てきました。
何故ならチケットを切らない単発的な戦い方ではなかなか大きな戦果が期待できません。
イエローチームの抵抗が強い為、作戦と言うよりは犠牲を強いた人海戦術へと移行しつつありました。
負傷者(HIT者)は続出し、入院患者の復活を急ぐべくメディカルチケットを既に3回も消費してしまいます。
これでは基本戦術通り「施設の防衛」や「自陣内のパトロール」を強化しつつミッションをクリアする事で得られるチケットも稼いでおかなければなりません…
そんなこともあり、たった一人でもやっつけたキル数が獲得ポイントに繋がる為、地味なサバゲー展開であっても因幡ではチームに貢献できる重要な役割を担ってたりします。
アンテナがせっかく復活したイエローチームも同様、切り札のチケットを使い続けたことで息切れです。
残りのチケットを気遣い大きな策は使わず、淡々と目の前の敵を倒していく殺伐とした時間が過ぎて行きます。
しかしその均衡を破る事件が勃発します。
レッドチームからアンテナ破壊の依頼が入るのと同時に、チーム内で軍機違反があり恨みを持つ村人に公開処刑をさせたいとの事で日時と場所が知らせが入りました。(HQは公認、阻止されれば中止)
しかしプレーヤーの誰もがそれを制したり強行するような事はせず、目隠しをされた犯人一行は村人によってイエローチームのアンテナ施設の白壁に立たせます。
村人が銃を上げた瞬間、犯人も村人も実はグルで敵のアンテナを破壊してしまいます!
瞬時にイエローチームから一味は射殺されましたが、このアンテナの修復がゲーム終了の30分前まで続いてしまうとは誰も予想する事は出来ませんでした。
言い換えるとイエローチームは終了間際までチケットはあるものの、HQに依頼が掛けられない状況となったのです。
それでもイエローチームは第三勢力の援助がない反撃を試みます。
その怒りと反骨精神は強く、今になって思えばチームプレーだけでなく「個人技」も上手かったのでしょう。
着実にレッドチームの戦線を押し戻し、前半同様 苦境に追い込んで行きます。
対するレッドチームもイエローチームのアンテナ復活だけは阻止するべく、相当な戦力を中央に集めて応戦します!
この時間帯はガチで第三勢力が関与しない赤と黄色の争いでした。
特に今回はアーマー勢の助太刀もない分、3年前の因幡の様な「力の勝負」となる事は必定だったのかもしれません。
後半のイエローチームの反抗は容赦なく、一般人、LEの排除もいとわず減点を覚悟で戦局を打開して来ました。
この反撃でレッドチームはストックしていたチケット5回分をメディカルチケットにつぎ込みました。
そして溜まりに貯めたイエローチームのチケットを発動するチャンスが巡って来ます!
時間は16:00を回ろうとしていた頃、イエローチームがゴリ押しでアンテナを復活させたのです!
ゲーム終了までの残り時間は30分しかありません。
最後の頼みの綱は一気に大量得点を狙える「アレ」しかありません。
「兵士の移送」と「自爆テロ」の組み合わせでブルーチームに自爆者を移送させ、車両に随伴する兵士のバックアップで成功の確率を上げる、必勝パターンに持ち込む構図です!
しかし、刻一刻と時間は過ぎて行きます…移送車両がイエロー陣地から出発したのは16:25間に合うか!?
「着剣用意!!」の号令が出たレッドチームはブルーチームにもバックアップの要請をギリギリ依頼し、レッドチーム一丸となり戦々恐々待ち構えます!
3!2!1! ゼロ!!
第9回目の因幡は終了しました。
得点の結果はミッション総合点数(減点も含む)赤が+660点、黄色が+560点。
国連査察団の調査点数が、赤+1000点、黄色も+1000点。
デス数が、赤-399点、黄色-303点。
合計、レッドチーム 1261点、イエローチーム1257点。
わずか 4ポイント差でレッドチームの優勝です。(HIT数で言えば4人分の差)
悪天候も含め今回は非常に厳しい戦いでした。
最後の最後、結果報告まで参加して頂いた皆様、本当にお疲れ様でした。m(__)m
如何でしたでしょう。
今回の因幡をHQ目線で全体を振り返ってみましたが、そう見えた部分と実際現場で起きていたことは違ってたかもしれません。
いや、もし…そうだったら…と回想すればするほど違った結果も想像したくなるものです。
しかし歴史と同様、ハイライトで記憶に残った部分が必ずしも「事変」の主役ではありません。
一人一人がそこで感じた空気や使命感、活躍の場を探して貢献した尊い犠牲や失敗策が間違いなくこの戦いには反映された事かと思います。
そのエネルギーがどれほどのものかは参加した皆様が一番よく知っていることでしょう。
「因幡」は毎年行われます。
再び参加する皆様が、また新たな生まれ変わりとして「その時」どう楽しむのかを選択できるチャンスがあります。
今回を機に去ってしまう勇士「泥沼野郎」氏には毎回そんな楽しみ方を教わった気がします。(笑)
これまで一緒に因幡を盛り上げるスペシャルゲストとして参加してくれて本当にありがとう!
ちょっと次回から居ないと寂しくなっちゃうね💦
又、新たにサバゲを始めた方が「こんな遊びがあるんだ!」と関心を示して下さったり、一線を離れたサバゲーの先輩達が戻って来てくれて「面白かった!w」との声を頂けまして大変嬉しく思いました。
これも今日まで因幡を大切に遊んで頂き、皆様の楽しんだ声が多くの人々に拡がったおかげです!
本当にありがとうございます!
この素晴らしい「因幡の白兎」も次回は第10回目の大会となります。
それでも更に新たな楽しみ方と発見があなたに訪れますよう、何度でも楽しんで欲しいと思います!