2021「因幡の白兎」前編

お疲れ様でした!「因幡の白兎」!

今年も壮絶でした!(笑)

初めて体験された方も、何度も出場している方も、毎回決まった終わりが無いのがこのイベントの醍醐味。

前夜祭から始まり、キャンプ、本戦を通じてどんなドラマがあったのか、一緒に振り返ってみましょう!('◇')ゞ

お陰様で「因幡の白兎」は今回で第六回を迎える事が出来ました。m(__)m

思えば去年もコロナ渦により開催が危ぶまれましたが、今年もイベントが継続出来ていると言う本当の力は、皆さんの熱い声援「今年もやるんでしょ」の一言に他なりません。(笑)


東北六県はもとより、関東の友人も遊びに来て頂けるほど「因幡の白兎」の知名度が年々大きくなっている事を嬉しく思います。

謎の男さん曰く「山形に蕎麦を食べに来た帰りに、道に迷っちゃってここに寄ってみたー」

などと言った照れ隠しも、我々にはちゃんとわかります。w

純粋に楽しむ為には「自分の時間」をしっかり確保して来る事、正に遊びのプロです!

参加されたどの方々も、色々な障害を乗り越えて今日の時間を作って来られた事に本当に感謝!

乾杯!(^^)!の音頭は「伝説の男さん」

彼は3年越しに因幡のリベンジを狙う「酒は飲んでも飲まれるな」を戦訓に挑む男。

しかし何と言う事か・・・わずか30分の間に彼の身に何が起きてしまったのでしょう💦

恐るべし因幡の白兎。

何が起きるかわからない戦闘は既に始まっていたのです!www

各テントも趣向を凝らした お酒やBBQで大盛り上がり!

急加速で因幡の前夜祭がヒートします!

ワイワイ飲んでるだけじゃありません!

 

夕方は風もありましたが、今日は夜が更けるごと風が収まり素晴らしい星空が現れてくれました。

 

JPは普段から天候条件やフィールドコンディションが安定しない為、なかなか好条件のゲームはおろか撮影も運次第なところが多い場所です。

 

なので、このサメニスタン共和国で天候が安定している夜間の撮影が出来るなんてことは大変貴重!

訪れた人も一度は記念撮影を取った方がいいですよ♪w

 

前夜祭はこうして好き勝手に楽しんで行っちゃいます!



あ~・・・💧朝。

つい一時間前ではハイボールにジントニック、全然知らない日本酒・・・(;´Д`)@

あと・・・何だっけ?ブラジルの粉々しいカクテル。

美味しかった!ありがとう!!oléっぷす!('◇')ゞ

 

さぁ、気を取り直して行ってみましょう!「因幡の白兎」本戦です!!


朝礼では超豪華ゲストやスペシャルゲストからの御挨拶!

それと東北でサバゲーを盛り上げている粋なチームを紹介して、ジョーズポイントのTシャツ¥2500も宣伝しちゃいました!

あまり反響が無かったのはモデルが良くなかったからなのか?

あ、いやいや、そんなことはどうでもいい!

皆さん!位置について~、よーいスターーーートゥ!!


ここで知らない方の為に説明しておきましょう「因幡の白兎」のゲーム概要です!

基本 AとBのフラック戦(赤と黄色チーム)を7時間18000坪のフィールドで戦い続ける耐久戦なわけですが、勝敗は総合獲得点数で決します。(例:フラックゲットで200点)

相手をHITさせればマイナス1点。野戦病院送りにし戦力を削いだり、個人技で獲得点数を稼ぐことも出来ます。

又、様々な「ミッション」が用意されており、それをこなすと報酬で点数が加算されます。

HQ(運営)は第三勢力の「青チーム」を有しており、各チームのリーダー(司令官)が戦況に応じて彼らに「依頼」すれば、車両の攻撃や移送、陽動やバックアップなど、どちらにも味方し対応してくれる傭兵的存在です。

一般市民も戦場にはチラホラ居ます。

カメラマン、旅行者、報道記者、エンジニア、元軍人・・・

どのチームに属しているプレーヤーも何かしら目的を持った行動をしており、それを利用したりされたりしながら戦況を有利に戦い抜く事が求められます。

普通のサバゲーではあまり使わない全体の視点を必要とし、個人の視点からも同時にゲームを組み立てなければならない戦略的サバゲーこそが「因幡の白兎」。

何をするのも自分で「判断、決定」することがこのゲームの面白いところです。

あれ?・・・セーフティエリアって?

当然全てフィールド内です。

 「司令部」なるものを設置し、火器も扱う(食事の為)ので「防火用水」を用意する・・・

なんて事もゲームとして組み込まれています。


チーム内から司令官を選出し、作戦を立てなければなりません。

それもこれもリアルタイムで進行して行きます。


さぁ、用意が出来たら出陣です。

ここまでわずか10分の猶予しかありません。

初っ端から理不尽な戦いが始まります。モタモタしていると敵は攻めて来ます!

防衛しつつ準備と、攻撃しつつ妨害を同時に行う事が必要です!


両チーム静かな立ち上がり。

受注したミッションは「施設の防衛」それと「自陣内のパトロール」

必ず完遂しなければならないミッションとして「防火用水の設置」を待ってから 事は動くのかと思いきや、黄色チームは仕掛けます「敵アンテナ施設の破壊」成功すれば赤チームはHQとの交信が不能になります。

これが見事に成功!赤チームは施設の防衛に失敗し減点です!

しかも耳と口が奪われミッションの受注が出来なくなりました。

その間、謎の男さん自ら「防火用水」のミッションを完遂!(真面目に仕事してるw)

赤チームは沈黙を続けます・・・

でもどうもおかしい・・・

黄色チームは一見有利に駒を進めているはずが、青チームにバックアップを依頼します。

座標「M17,18,19,20!」繰り返す「M17,18,19,20!」

かなり焦っている様子だ。

この座標はヴェトナムから東部戦線に移行する入口。すでにMAP下半分を敵が侵攻していることになります。

現場に青チームを派遣したが、あえなく全滅の報告が入った。

実はこの時 赤チームの司令官は自ら出撃し、HQの本部無線を持ち出したまま現場で指揮を執っていた真っ最中だったのでした!

しかし・・・その本部無線を途中で落としてしまい大変なことに💦

これが上手く行ってたら大きく戦況は変わっていたね。(;´Д`)

ま、結果オーライ。総攻撃の様な形になり攻撃陣形としては赤が有利な条件となりました。

これもまた、因幡ならではの予期しない戦場の変化でしたね!恐るべし・・・

なんとかアンテナの復旧が出来て、赤チームはHQとの交信が回復。

しかしこの作戦ミスを自ら受け入れた初代の司令官が降任、赤チームの指揮権は「わくさん」に譲渡されます。

交代した直後の判断は見事。

全く同じ個所の「座標M17,18,19,20」にすかさずバックアップを依頼し、その先に構えているLMGを駆逐する為LINEを押し上げます。

やりずらいのは青チーム・・・さっきは黄色に加担し今度は逆から狙います。

目的地に到着する前に敵と間違われ撃たれて帰還したことから、かなりの混沌とした激戦区だのでしょう。

一方、そんなことは尻目にカプル(たこ焼き)を焼く市民の皆さん。(笑)

油が無いとかで山を降りて黄色チームに貰いに行ってましたね。www

ただね。

この方達はプロの市民ですよ!(笑)

このこだわり!徹底して役に成りきるだけじゃなく、そこで使う言語も表現もちゃんと用意しています!

いや~、待ってた!こうした方々が現れるのを!www(良かったぁ~市民枠外さなくて)


しかしこの市民の方々・・・

今回の因幡のテーマなんじゃないかな。

撃たれていたら「市民」だから青チームが守らにゃいかんし・・・

報道カメラマンだから「変なところ」撮られたら脅されそうで嫌だし・・・

簡単に市民権を利用して情報をリーク(敵チームの情報)して両サイドにも転がれるし・・・

実は元CIAで独自の目的を持ってたりするし・・・

やっぱこれも「判断」なんだよね。

誰が決めるわけでなく、楽しむ人がそれをどうするのかがゲームになっていて、見過ごすのも、正すのも、利用するのも、サバゲーの中に組み込まれている。

常に運営任せのゲームじゃなく、自分で判断してゲームを進めるサバゲー?

新たな領域の遊びが、やっと因幡に吹き込まれた事に一人ほくそ微笑む隊長でありました。(笑)

 

さぁ、この後の「後編」は一体どうなってしまうのか!?(もう結果は知ってるし)

市民の暴走、鎬を削る黄色チーム、赤チームの全力攻撃、そして国連の介入・・・

たぶん、読みどころ沢山あるかもですので、お楽しみに!(笑)

 

to be continued