はじめに、新型コロナウイルスにより罹患された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
第五回となる「因幡の白兎」をお陰様で無事終える事が出来ました。
本当に素晴らしい体験だったと思います。
思えば今年はコロナの影響で、本来4月の開催を10月まで引き延ばすという事態からのチャレンジ。
未知なる脅威になすすべなく、落ち着く事を只々祈るだけでした。
しかし「正しい予防法」を学び、今回のイベントが実現出来た事は、完全に防ぐことの出来ないものへの挑戦、
皆さん一丸となってリスクを減らし、ルールを守る上で成り得た事であることを本当に感謝致しております。
そんな中、プレーヤー、アシスタント、見学者も合わせ107名もの方達が集いました!
皆さんのチャレンジ!ありがとうございます! ※ 写真はTorema27さんより提供頂きました。ありがとうございます!
それでは少し時間を巻き戻し、前夜祭から前編の記憶を辿ってみましょう!
いやぁ~、今回は皆さんのお気遣い本当にありがとうございます!
写真は一部ですが、御菓子やお酒、果物やお肉まで、ありとあらゆる品々を土産として頂きました!
この場をお借りしてお礼申し上げます。m(__)m
P.U.Tからも牛タンを差し入れし、仙台の美味いものを宴に集まった方々に提供させて頂きました。('◇')ゞ
この時期の野外は寒かったものの、飲めや騒げやのドンちゃん祭り!ウェーーーイ!!!
明日の7時間耐久戦なんか問題ありません!(笑)
・・・大問題です。
あれ?おはようございます・・・(電話だ・・・)
「どうしました?」
「どうしましたじゃねぇ!!早く起きろ!!」
なんと主催が寝坊という失態からのスタート。(笑)
マズいぞ!マズいぞ!タープに野戦病院のテントにシートにアンテナに案内文章・・・赤チームと黄色チームの用意が・・・駐車場の誘導しないと皆来てるし、受け付けーーー!!(この間の写真はありませんので25年前の私の写真でもw)※ 龍さんナイス!写真ありがとう!
かくして、フラックも用意されていないままスタートするのでした!(内緒だけどw)
さて、ここで簡単なおさらいですが「因幡の白兎」とは赤チーム(ウサギ)と黄色チーム(サメ)のフラック戦が延々7時間ぶっ続けで行います。(耐久戦だからね♪)
しかし、ゲームの勝敗は獲得点数の多い方で判定しますので、単なるフラックゲットの得点だけでなく、各陣営に用意されているミッションをHQ(大黒さん)に受注し、様々な得点獲得にも戦略性が要求されるサバゲーなんです。
さぁ、スタートです!
号令と共に各チームは司令部(自陣セーフティ)をフィールド内に設置する所から始まります!
最初の10分間だけは設置に集中出来ますがその後は攻撃開始です!
設置の邪魔をしようが関係なし!情けは無用、残虐ファイトの始まりです。(笑)
しかし、ここでオートミッション(HQから一方的に下される指令)が入ります。
「防火用水の設置」です。
当たり前ですが、フィールド内ではこの7時間の間に煮炊きも行いますので万が一の場合でも水が必要です。
それすらゲームの内容に組み込まれています。(恐るべし因幡の白兎!)
始めに危機が訪れたのは黄色チーム。
両チームセオリー通りに「自陣内のパトロール」をこなすも、なんと大胆にも赤チームは早々に「野戦病院の占拠」を受注。
「防火用水の設置」の攻撃に乗じ、野戦病院を落とせると判断!その後も占拠は長く続き、黄色のリスポーンを妨害します。
黄色チームはせっかく獲得した青チケットを入院患者を復帰(リスポーン)させるために発動せざるを得ない状況まで追い込まれていました。
しかし黄色チームも反撃に転じます。
発動していた「通信アンテナの破壊」が成功します!
しかし、わずか5分後にアンテナは復旧・・・
しかもその間に赤チームは連携が取れない無線を修正統一し、前線にLMGを2人派遣(ベトナムエリアから野戦病院にかけて)怒涛の攻撃陣形を敷きます。
またもや黄色チームは「メディカルチームの派遣」により、青チケットを消費してしまいます。
・・・かなりの手慣れです。
赤チームの指揮官は誰かと思いきや、P.U.Tのきんさんじゃないすか!!(笑)
「きんさんはアドバイザーですよ!アドバイザー!w」
その後はアマツキ司令官が任命され、きんさんは何処かへ行ってしまいました。(爆)
未だ黄色チームは防火用水を用意する事が出来ず、司令部内での火器の使用が出来ないままでいました。
しかし、ここで上手い連携を行います。
泣けなしの青チケットで第三勢力である「青チームのバックアップ」を要請。
内容はシンプルでしたが、座標ノーベンバー11に向かう途中、出くわした敵との戦闘が陽動となり結果水汲みに成功!
ようやくミッションが完了します!
しかし・・赤チームがここでフラックゲット。
獲得点数の差が開きます・・・
一端ゲームは振出しに戻り、再スタートとなりました。
(発動していたミッションは破棄されます)
一方、HQでは訪れた一般市民の方と交流がありました。
しかし、勝手に写真を撮って請求するなど困った人。w
お茶を飲んだり新聞を読み始めたり、日向ぼっこをするなどして居座り続け、いつしか親しくなり「ワンダラーおじさん」なるニックネームまで付けられちゃったりしてました。※ タージマンさん写真ありがとうございます!
さて、仕切り直した黄色チームは即座の「自爆テロ(野戦病院)」を受注。
赤チームはまさかの「施設防衛(野戦病院)」を発動。
読んでいたかの様な対決からの再スタート!
ここからが黄色チームは地味な打開を始めます。
現場と司令部の連携を図り、行ったり来たりを繰り返す男「キリナカ」氏。
再度の通信アンテナの破壊にも貢献していた「レンジャー大和」氏。
そうした赤チームに対しての妨害がジワジワ効いたのでしょう、ついには野戦病院の自爆テロを完遂させます!
一気に得点が加算され、相手は防衛できなかった事による減点が発生しました!
流れに乗るかと思った所で「UN視察団」が介入します。
彼らは軍規に抵触している事はないか、ジュゲーム条約に反する事はないか、様々なありとあらゆる問題がないか視察巡回に来ます!
合法的であり、平和的貢献度が高いと得点され、逆に反社会的であると見なされた場合は減点の対象となります。
両チームとも襟を正し、UN視察団を受け入れなければなりません・・・
しかし噂では、一部話の分かる調査団もおり、現地住民や軍部の連中との癒着が発生しているのではないかとの疑惑もささやかれております。
実はこの視察の裏、黄色チームはミッションの「単独潜入」を行っていました。
単独潜入とは請け負う人間は一人だけなのだが、両腕にそれぞれ自軍のマーカーと敵軍のマーカーを付け行動する事が出来る。
場合により片腕を隠す事で両軍のプレーヤーに成り済ます事ができ、目的対象人物を消す事(司令官の暗殺)フラックの奪取の2つを同時、又はどちらかを遂行することを目標とします。
結果、赤チームの誰もが疑わず彼の侵入を許してしまい、この請負人はフラックだけの奪取を静かに成功させました。
しかしまだ、この男が因幡の勝敗を決する重要人物である事は誰も知らない・・
現在、黄色チーム540点、赤チーム520点、素晴らしい攻防により両チームに大差がない状況での折り返し。
この後、とんでもないカオスが待ち構えていようとは・・・
ただ、戦場は次の作戦に向けて粛々と時を刻み続ける・・・とかってカッコよくなくね?(笑)
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